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本田直之さんの著書が好きでよく読んでいる。本田さんの本は、「無駄なことをせずに、いかに成果を出すか」という内容のものが多く、私のような出遅れ者には参考になるところが多い。思い返せば英語なんて、真面目に勉強し始めてから約3年しかたっていない。そんな私がまがりなりにも外資系企業でマネージャーをしていんだから。今でも映画を字幕なしで見るのはしんどい(というか、ほとんどわからない)。そんな私でも仕事上ほとんど困ることがないのは、『レバレッジ英語勉強法』によるところが大きい。必要じゃないところを「捨てる」ということがいかに大事かを教えてくれる(もっとも、映画を字幕なしで見ることが出来るようになることは、今後の目標の一つですが)。
その本田さんの最新刊、『ゆるい生き方 ‾ストレスフリーな人生を手に入れる60の習慣〜』はとても素敵な1冊だ。様々な示唆に満ちている本だが、内容もさることながら、この本は私にあることを思い起こさせてくれる。 今の言葉で言うなら、「ノマドワークスタイル」と表現されるのだろうが、私はかつてPTという生き方に憧れたことがある。perpetual traveler。「永遠の旅行者」と訳される生き方は、一か所に定住せず、好きな時に好きな場所で生きることを指す。この言葉・生き方に出会ったのは、まだ私がトラックの運ちゃんをしていたころ、橘玲氏の『永遠の旅行者 』という本に出会ったことがきっかけだった。 橘氏のことは、デビュー作『マネーロンダリング 』のころから知っていた。以来、「自由」に生きるためにはお金が必要である、という氏の理論に魅了されていく。お金で幸せは買えない。でもお金がなければ幸せになるのは難しい、という当たり前でありながら、何となく日本では否定されてしまいそうな価値観は当時の私にはインパクトがあった。 橘氏は、「何かを手に入れようと望むなら、何かを諦めねばならない」と説く。お金を手に入れ、快適なマイホームを購入すれば、ある程度その家に縛られることになる。自由なライフスタイルを望むならば、根を張る「場所」を諦めねばならない。あちこちに家を購入することが出来る財力を手に入れれば話は別だろうが、私のような一小市民が何かを望めば、多くのものを諦めねばならないだろう。これは一つの真実だと感じた。 本田直之さんは、小市民とは言えないが、『ゆるい生き方 ‾ストレスフリーな人生を手に入れる60の習慣〜』の中で、様々なことを「捨てる」ことを推奨する。贅沢なものを欲しがること。自分自身のスタイルに合わない人間関係を捨てること。もちろん、それを実現するためには、自分自身の力で生きていく(=お金を稼ぐ)ことが出来なければならない。しかし、人は多くを手に入れると、さらに多くを求める。年収500万円の人は年収が1000万あれば幸せになると言うし、年収1000万円の人は2000万円を求めると言う。欲しがるところに幸せはあるのだろうか。 橘さんの著書に出会って以来、いろんなことがあり今の自分がある。収入はまだ多くないし、欲しいものの多くは未だ手に入っていない。様々な人に会う機会が増え、時々自分自身を見失いそうになる。欲しくなかったはずのものを欲しがり、自分が望んでいたことと異なる道に進んでいるような気持になることもある。自由は意外に近くにあるのかもしれないが、未だ見つけることが出来ない。そんなことを思い出させてくれた一冊だった。 (初めて訪れた沖縄(小浜島)が原点です)
by EM-LYON
| 2010-05-26 06:39
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