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酒井さんのブログにてケーススタディに関する興味深いエントリーが続いているので、少し違った視点からケーススタディを紹介します。
今年の7月にフランスのリヨンに短期留学をしました。 2週間で2つの講義を受けたのですが、午後のOrganization Behaviorの講義では、普段経験しない興味深い講義スタイルが印象に残っています。 1日の講義中に何度もショートケースを配布し、「10分で読んで15分でグループディスカッション! コンセンサスに達したか達しなかったかにかかわらず発表!」といったスピード感にあふれる講義スタイルでした。グループごとにタスクが与えられ、他のグループと競争したり、1対1のnegotiation(!)があったり、刺激的だったなぁ。 たまたま英語が得意でない者同士がnegoした為、真剣に交渉するべきところが互いに笑ってばかりいたり、チーム対戦で興奮したチームメイトがフランス語で作戦会議してしまい、私に意見を求めてみて初めて気がついたり。。。 ビジネスの現場では十分に分析したり考察したりする時間が取れない場合が多々あります。そのスピード感を養うためには、このような講義があるのも重要だなぁなんて感じながら講義を受けていました。 意思決定のスピードは仕事の面だけでなく、人生においても重要。だって、「えいやっ!」で決めたことがうまくいったりすることもあるもんね。これも積み重ねてきものがないと、単なるヤマ感になってしまうことは酒井さんも仰っていますが(熟達の5段階モデル) 勝間さんの勧めマルコム・グラッドウェルの「最初の2秒の何となくが正しい」もそんな話ですよね。 フランス話をもう少し。 私にとって、人生初の英語プレゼンはテスト前日! テスト勉強もそこそこに、原稿を書き、寮で繰り返し練習したことを昨日のように思い出します。 いい加減歩きなれたカルフールへの道中でブツブツ言ってて、道行く人に振り替えられたこともあったり、休日に学校の写真を撮っていておまわりさんに職質されたり(笑) 2週間とは思えない楽しい日々でした! また行きたいなぁ(笑) 最後はまたしてもタイトルとは関係ない話になってしまった。 では、おやすみなさい。 #
by EM-LYON
| 2009-09-30 00:46
| MBA
この頃少しゆっくりしていられるのは大学院が夏休みだから。
ゆっくりできるけど、どこか物足りない感じがするのは、ビジネススクールに通い始めて1年がたち、土日に学校に通うリズムに慣れてきたからでしょう。気が早いですが、学校を卒業するのが少し怖い気がします。 余裕のあるふりをしていますが、実は全くそんなことなくて、卒業のためのケースライティングに着手しておりません! ケースライティングとはいわば修士論文のようなものですが、ビジネススクールで使用する「ケース」を書くというものです。イージーなようでなかなか難しい。本当に良いケースにめぐり合うのはなかなか困難、と言われています。果たして私に書ききることが出来るのか! などと考えていたら、尊敬する酒井穣さんのブログに興味深いエントリーがありました。 ケースメソッドの学習(3):絵本 = ケース教材 現在某ビジネススクールにて、ケースメソッドのコースに通われているそうで(ちなみに酒井さんはオランダの有名ビジネススクールを首席で卒業されています)、講義中に学んだことをブログで我々に発信してくださっています。(思えば世界トップレベルのMBAホルダーがMBA用の講義を受け、それを反芻し、ブログで無料で配信してくださるなんて、何ともぜいたくな話です!) 酒井さんは良いケースの条件として次の3つを挙げられています。 (1)ビジネスパーソンを育てる何らかの訓練主題を含んでいること (2)その訓練に必要な情報がノイズと共に含まれていること (3)ケースの登場人物に困難な決断が迫られていること(修羅場) 私がケースライティングに取り組む際に常に頭に入れておくべきことがこの3行に集約されていました。ケーススタディをしていると、ややもすると正解を探しに行ってしまうことがあります。今ではインターネットを使えばリアルタイムの情報を取ることは簡単ですし、MBA用(?)の書籍などもたくさん出版されているので、文献にあたればそのケースの回答のようなものにいくらでも出会うことが出来ます。しかし、それではビジネスパーソンは育たないような気がするんだよなぁ。自分の頭で考えることが大切なような気がします。 夜中に頭から火が出るんじゃないか、というくらい考えて、寝不足の身体を引きずるように日曜の静寂を駅まで歩く。静けさとけだるさの中で、動かし続けた脳が少しだけ、隠していた部分をのぞかせたような。そんな感じを味わって初めて少し成長した気がしたものでした。 やはり、早く学校が始まってほしいなぁ! 取りとめがなくなってしまいました。引用させて頂いた酒井さん、ありがとうございます! #
by EM-LYON
| 2009-09-28 21:08
| MBA
今日は私が週末ごとに通っている名古屋商科大学大学院の卒業式でした。
本校である名古屋に集まり、素晴らしい卒業式が行われたようです。 1年間お世話になった先輩方が卒業していくのは寂しくもありますが、大阪校の1期生として色々な物を乗り越えながら頑張ってこられた皆様を心から祝福させて頂きたいと思います。 2年間、週末には学校に通い、weekdayもケースの勉強にまみれ、社会人と学生の2足のわらじでの学びは、専業の学生にはない、また違った素晴らしさがあるんじゃないかなぁ。。。なんて、自分を励ます意味もありますが。 出来たばかりの大阪校の特徴として、アドバンスクラスがなく1年間大学院で学んだ方と新入生が同じ講義を受けるシステムは賛否両論ありますが、個人的に1期生の方々とたくさんのディスカッションが出来たことは幸せでした。社会人MBAコースとして、ある程度の限界はあるにせよ、これから本校がもっと良い大学院になることを祈っています。 1年間学んで感じたこと、MBAという資格(?)に何らかの意味があるわけではなく、時には暴力的なまでの学習量を要求される中で培った「考える力」を今後どう生かすのか、に価値があると思っています(ライフネットの岩瀬さんはMBAを「脳の筋トレ」だと表現されていましたね)。 卒業生の皆さんが活躍し、日本がもっと元気になることを祈ってお祝いの言葉に代えさせて頂きます。 卒業おめでとうございました! #
by EM-LYON
| 2009-09-26 23:24
今日は柔らかめ(?)で私が英語を勉強し始めたころの話。
思うところあって、英語の勉強を始めたのが約3年前。 ぐっと伸びるきっかけになったのが、「時の人」になる前の勝間和代さんの本だった。 「無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法」 ぼろぼろになりながらも今も手元に置いてときどきパワーを頂戴しています。 当時はとにかくこの本に書いてあることをほとんど全部やったなぁ。 英会話学校は経済的な事情と時間的な事情が許さず断念しましたが。 勉強を始めたころのTOEICの点数が450点。 ALCのTOEIC740点コースを始め、AudibleやAmazonでオーディオブックを購入し、Nikkei Weeklyを購読。 当時、常に耳にはイヤホンが。繋がる先には音楽なんて一曲も入っていないipod nano。 今はipod nanoがiphoneに変わったくらいでしょうか。 ALCのコースが終わるころにはTOEICで700点を突破し、その半年後には800点を突破。 その点数でもって外資系企業に転職し、今年の春にはとうとう900点を突破しました。 今でも会話によるコミュニケーションは得意じゃないし、ボキャブラリーも貧困ですが、フランスに短期留学したりして、楽しい英語ライフを送っています。中年からでも結構何とかなるもんです! MBA修了したら、今度こそベルリッツでも通って、英会話力アップさせようかな。 では、おやすみなさい。 #
by EM-LYON
| 2009-09-25 00:49
| 英語の勉強
タイトルの本は先日お会いした岩瀬大輔さんが副社長を務めるライフネット生命保険株式会社の社長、出口治明さんの著書です。この本の中には、企業にとって最も大切なものが全て詰まっていると思っています。
私が通う名古屋商科大学ビジネススクール講義の中で望月広愛先生という方に「三方よし」という概念を教えていただきました。「三方よし」とは、今の商社の原点である近江商人の理念で、「売り手よし、買い手よし、世間よし」という三本柱がきちんと立っていれば商売は必ずうまくいく、というものです。 これを経営学的に言い換えるならば、「従業員重視、顧客本位、社会との調和」になります。 望月先生はさらに、企業が100年以上存続するためには上にあげた3つの他に「独自能力」が必要だとおっしゃっていました。 (このあたりのことは望月広愛先生の著書「ありがとうの力」に詳しく説明されています。素晴らしい本ですので、一読をお勧めします。) 望月先生の視点から見ると、ライフネット生命は創業1年にして(創業時点ですでに、と言ったほうが正確ですが)、これらの4つの理念を持っていることに気づかされます。 ライフネット生命は従業員をとても大切にしています。 就業規則の中に「当社に定年はない」と明記されているそうです。加齢による能力の低下は個人差が大きく、ある年齢で定年にしてしまうのは不平等である、という出口社長の考えによるものだそうです。また、採用した社員が退社するのは経営陣の魅力に問題があるのであって、社員が退社したとしたら出口社長自らが猛省しなければならない、と考えているそうです。他にも様々なエピソードが紹介されており、出口社長がいかにライフネット生命の社員を大切に考えているかが心に沁みるほど伝わってきます。 ライフネット生命はお客様をとても大切にしています。 生命保険は非常に分かりにくい商品です。(個人的な考えですが)分かりにくくしたほうが儲かるからだと思います。様々な特約を付けて分かりにくくすることで付加保険料を高く設定することが出来るからだと思っています。 ライフネット生命はそのマニフェストで「生命保険を、もっと、わかりすく」「生命保険料を、安くする」とうたっており、また、従来のプッシュ型営業(保険のおばさんが売りに来る)ではなくプル型(インターネットチャネルのみでの販売)を採用し、あくまでお客様本位に立った営業をしています。 ライフネット生命は社会との調和をとても大切にしています。 生命保険とは現代社会においてなくてはならないものです。個人的には全ての人に「なくてはならない」とは思いませんが、人生の様々なステージに於いて必ず必要となるときがあるはずです。その意味で生命保険は私企業でありながら、きわめて社会性の強い性質を持っています。 ライフネット生命、すなわち出口社長の理念は、世間にとって生命保険が適正な形で存在することであり、いわゆる競合企業との競争のみを考えているわけではありません。この本の中でも、同じ形態で事業展開しているSBIアクサ生命について触れており、同社との健全な競争を通じて、生命保険が真に社会のために存在することを目指しているのだと仰っています。 ライフネット生命はとても大きな独自能力を持っています。 この本の中で非常に興味深いと思ったのが、出口社長が起業のパートナーとして「若くて生命保険を知らない人」を求めたことです。それが岩瀬大輔副社長なのですが、岩瀬さんはハーバードMBAのベーカースカラーであり、コンサルタント等の経験を豊富に積んだいわば経営のプロです。 一方、出口社長は日本生命を40年近く務められた「保険のプロ」であり、二人のプロフェッショナルがそれぞれの強みを生かしてベンチャーを立ち上げるというMBA学生の私から見ると、垂涎ものの企業だと言えます。この御二方の強みは簡単に手に入るものではなく、この御二方の存在こそがライフネット生命の巨大な独自能力ではないでしょうか。 さて、あまりにも長々と書いてきてしまったので本日はここまでにしますが、ライフネット生命は、私の恩師である望月先生のおっしゃる「300年続く企業」に最もふさわしい会社だと思っています。 ライフネット生命で働くことが出来る社員の方々を心から羨ましいと思わせてくれた本でした。 「生命保険」という商品に関しても色々と思うところがあるので、そのあたりは次の機会に書かせて頂きます。 長々とお付き合いいただきありがとうございました! おやすみなさい! #
by EM-LYON
| 2009-09-24 00:26
| お勧め本
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