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実は私は小説が好きです。
こう見えても(どう見えても?)大学は文学部で、卒論のテーマはフィッツジェラルド短編集という、めちゃくちゃマイナーなテーマで書き上げました。勘のいい人はおわかりの通り、日本人で最も好きな作家は村上春樹さんです。 ビジネススクールに通い始めて以来、中々時間が取れず、小説を読む量は減りましたが、最近少し気持ちが疲れ気味の時に必ず手に取る作家の本があります。 「東野圭吾」 「放課後」で江戸川乱歩賞、「容疑者Xの献身」で直木賞を受賞された、今をときめく作家です。 ジャンル分けすると「推理小説」と言うことになるのでしょうが、東野さんの作品は伝統的な推理小説とは、一線を画しているところがあります。 多くの推理小説でテーマとなるのは、ハウダニット(どのようにしてやったのか)や、フーダニット(誰がやったのか)と言うところです。完全犯罪のように思えるトリックを名探偵が次々に解き明かしていく。途中のもどかしさと相まって、読後の爽快感は何とも言えない物があります。しかし、意外なほどホワイダニット(何故やったのか)がテーマになっている小説は少ない気がします。 東野さんの作品は、丁寧なハウダニットを盛り込みつつ、メインテーマの多くがホワイダニットで構成されています。「容疑者Xの献身」でも、ハウダニットではなく、「何故そこまでしたのか?」が分かったときに、奮えるほどの感動を覚えるのです。単なるパズルではなく、ロジックだけでも解き明かせない、人の心の動きが盛り込まれているからこそ、ストーリーが生きる。これって経営も同じじゃないかなぁ。 なんて、ケースライティング用にたくさんの企業のお話を読んでいて、色々考えてしまうので最後は強引に経営学へつなげてしまいました(笑)。なんにせよ、秋の夜長は東野圭吾さんの小説がお勧めです。 「放課後」を読んで強さを知り、「赤い指」で涙し、「新参者」で優しさを知りましょう。 明日から、いよいよケースライティングに本格的に取り掛かります!
by EM-LYON
| 2009-10-16 22:59
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